

2008年4月某日、宝塚『夢の家プロジェクト』のカギを握る、記念すべき第1回座談会が、宝塚ガーデンフィールズ内のイタリアンレストラン、「イゾラベッラ オペレッタ」で行われました。
テーマはズバリ、「どんな家に住みたい?」。プロジェクト実行委員のメンバーに、それぞれの夢の家について思いっきり語り合っていただきました!
メンバーは、ガーデンプランナーのジャルディニェ佳代子さん、料理研究家で食学研究家の村岡ゆかりさん、漫画家の埜納タオさん、主婦の安部理香さんと南谷有起さん。いずれも住まいや暮らしを楽しむこだわり派。ほぼ全員が初対面だったため、まずは自己紹介と今回のプロジェクトへの意気込みを聞かせていただきました。
「私にとっての夢の家は、自然を感じられる家。例えば、西日の直射日光が当たるのではなく、間接光で季節の移り変わりを感じたい。近隣の葉の色や形が部屋に映し出されたりするのを眺めながらゆったりと過ごせたら最高ですね。」
「確かに家で寛ぎたいというのは大きなポイントですよね。逆に、出かける前にそこに行けば元気になったり、『よしっ』って気合が入ったりするような、自分の土台作りができるスペースも欲しいなって最近はよく思います。」
「私は家にたくさんの友達を招いておいしいお料理を振舞いたいから、狭くても居心地のいい家が理想。みんなが好き勝手に散らばって食事を楽しめる空間。例えば、あるグループは和室で日本酒、別のグループは暖炉の前でカッコつけてワインなんか飲んでる。一方私はキッチンで女性陣にスープの作り方を伝授するんです。そんな風に、それぞれの過ごしたいように過ごせるお家にしたいですね。あ、私がお酒好きなのが早速バレてしまいましたね(笑)。」
「私は自宅のリビングを、日当たりや人目を考慮して2階にしました。正直、主婦の立場から言うと、できることならリビングは1階の方がいい。買い物から帰ってきても荷物を全て持って上がったりしなきゃいけないでしょう?ロスが多いんですよね。皆さんの意見に比べるとかなり現実的な夢になっちゃうんですが、すごく実感していることなんです。」
「私が1番家に求めることは、家族と常につかず離れずの状態にいられること。敷地に制限がないなら、2階に別に子供部屋を設けるのではなく、リビングに勉強机をおきたいですね。」
「昔、螺旋階段のある家に憧れました。」
「わたしもー♪」
「リビングに螺旋階段があれば、見てるだけでうれしくなりそう。色々なものを飾れば、空間そのものを楽しめますよね。」
「私は2階からドーンとおりてくる、海外ドラマに出てくるようなアールの階段がいいなって思っていました。クリスマスにはコーナーに大きなツリーを立てて、仲間たちと一緒に電球やオーナメントを飾るのが理想でしたね。」
「階段って意外と夢が膨らむ場所ですよね。今の家には、階段の段差に作り付け本棚があって、子供達はそこに腰掛けて本を読んでいます。絵本って飾っておくだけでもかわいいから作って大正解!」
「うちも本やCDがたくさんあるので、作りつけの棚はとにかくたくさん作りました。これからもどんどん増えていくと思うんですが、本に囲まれてインクのにおいのするような生活、いいなって思います。」
「サンフランシスコ辺りの家でよくあるような、壁をキューブ型にくり貫いた飾り棚、かわいいよね。天井の方までいくつも作って、ディスプレイも収納もできるようにしたいな。季節ごとに飾るものを変えると違う表情を楽しめそう。」
「わくわくしますねー!」
「私はソファは要らないです!(キッパリ)。よく、よその家で目にする光景で気になっていたことがあるんです。ソファとテーブルがあるのに、冬になったらその下に敷いてあるカーペットに直に座って、ソファが背もたれになってしまってる。もったいないなってずっと思っていたので、うちはソファは置かずに、リビングはすぐにごろ寝ができる畳にしました。」
「うちもソファを置かずに小上がりの畳で寛いでます。何も置かないとすっきりしてますね。住みやすいし掃除もしやすい。」
「掃除してまわるのにいちいち大きな家具があるととっても邪魔ですよね。大きなソファをいちいち移動させるのは本当に面倒。うちのソファはまさに無用の長物。今や完全に犬のスペースになっちゃってますよ。ソファをなくして、収縮式のダイニングテーブルを広げてリビング全体がダイニングになるようにしたいっていうのが今の野望ですね。寛ぐのは隣の和室でいい。」
「結局ダイニングテーブルが主婦の指定席ですもんね。お客様が来たときも、ソファに座ってもらうと少し距離ができちゃう。畳だったらその辺に座っておいてもらえるけど。」
「私、トイレの中って結構リラックスできる場所だったりします…。トイレだけは『好きにしていいよ』って夫から言ってもらって、壁紙やランプを大好きなグリーンにしたので、とっても気に入ってるんです。トイレって暗いところに配置しがちだと思うんですけど、あえて日の当たるいい場所に置きました。」
「私もトイレは凝りたい。小さなスペースにこだわるってプチ贅沢ですよね。陶器の洗面ボウルに、輸入物のペンダントライト。お花も飾って鏡もつけて…。」
「私もトイレの中に鏡は欲しい!お友達のお家に遊びに行って、洗面所までお邪魔するのは失礼かなって思ったときにトイレに鏡があるとすごくうれしいから。」
「男の人にとってはどうでもいい場所かもしれないけれど、レストランなんかに行っても一番気になるところって、お手洗いだもんね。お手洗いが素敵だと、それだけでポイントアップしちゃう。」
「建築中ってついついリビングなどの大きな場所に気をとられがちで、トイレなどの狭いところは後から『こうすればよかった!』って気づいたりするんですよね。お風呂も意外と見逃しがちだと思うんです。うちのお風呂の壊れかけのプラスチックの折れ戸、どうにかしてください!足で蹴って開けてるんですよ!」
(爆笑)
「うちはスタンダードより大き目の浴槽にしたんですが、すぐにお湯がさめちゃうんです。ずっと追い炊きしなくちゃいけないし、水ももったいなくって。そんなに大きくなくてもよかったって、住んでから実感してます。」
「じゃあ、お風呂は機能重視?デザイン重視?極端に言うと、猫足のバスタブで、シャワールームは別で…みたいなお風呂か、機能重視のユニットバスか。」
「究極〜!でも猫足は数年に一度の海外旅行のときに堪能できればいいかな。私は機能重視ですね。でも折れ戸は二度とイヤ(笑)!」
「沸いたら自動的に止まる機能は絶対いるよね。忘れて途中で寝てしまったりするし。」
「ヒノキ風呂は?」
「憧れる!でも、お手入れのことを考えるととてもじゃないけど無理ですね…。」